July 2018  |  01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

ひと山超えて(3)岡山出張報告

ラッキーあちこちバタバタしていたこの2ヶ月を「龍馬の手紙風」に振り返っております。

資料検分と取材をば兼ね、高速バスにて吉備の国へ。
正直申して、 まふ土佐国が図書館には書物が無さすぎる。詮議物ひとつするにも難儀にてはがゆゐ思ゐをばするばかりなり。まっこと、もうちっと整備してくれんと、どもこもならんが……汗
中国四国にてゐちばん蔵書数が多ゐがは、やはり吉備の国と云ふことになるろうね。

高知港。いつ見てもこの風景は、げに、なごむゆうたら!ぴかぴかぴかぴか


バスをば乗り継ゐにて吉備の国図書館に


天晴吉備の国藩立図書館(笑)岡山県立図書館は、蔵書数80万冊とな! ただに、ただに、豊富な資料に刻限が経つなりしが忘れるきにまっこと! もっと刻限なきものかと焦りもって勉強。


立派な県立岡山図書館。外は静じゃが、中は驚くほど(それこそ、うじゃうじゃ)人がおって、警備員までおって、大混雑しており候汗 司書が方が『はるばる土佐国よりよくぞ起こし申した』と申してくれ嬉しかったぜよニコニコ


通りを挟んで図書館の向かいは岡山県庁。


天晴に蔵書数が多ゐと云ふことは、 詮議が早どると云ふこと也!ぴかぴか 
さすがに本を土佐国まで借りられぬゆえ(笑)、 全部複写するでござるに手間取ったなれど、 至極実り多き一日じゃった。


急に雲ゆき怪しくなり候。雨?まぁよかろうよ。独り身は、濡れやうがいかがせむがいっこうにやまわないゆえね。


路面電車に乗りて、人のもの云をば聞きもって、いちこちしたなれど、 いずこも景気が悪しきと云ふ話が多いやて候。なれど、街に出ゆう輩も多く、 カルチャーの豊さに、さすがは天晴は、新政令指定都市よ。


しかしながら、道をば歩ゐておりきら唐突に犬が銅像、 驚愕致し候と、 横断歩道渡りて猿が銅像?


いかに、 桃太郎やと気づき候て!キジもいずこやにゐるのでござるらふのう。
めんどくせーので探せないそれがしじゃった。かしこかしこ


イエーイ、夕闇桃太郎像ビフォー


アフターぴかぴか


ジョギング山本正子さんの帽子展へとつづく

雪の天狗高原会議(2)白銀は招くけど会議

さて、スノーローズとは何ぞや!
前田さん坂本さんが見せて下さった、その現場。傾斜地を転がるようにロールケーキ状の雪が落下、道端で見事に花開いているんだけど、私の素人写真じゃ、わからんよネーたらーっ


イラストで説明しますと、このようなものです。木々などから落下した水滴が、新雪の上に落下。傾斜地の雪を巻き込みながらロールケーキのようにすべり落ちて行きます。


それが風を受けて自然にパタンと倒れる。すると、あら不思議!雪のバラができ上がるというわけ。もちろん、自然の造形ですよ。トマトの皮とか大根の皮でバラ作ったことありますよね!まさに、これは神様の遊び心わーい


soonもうすぐサイトオープン。写真家前田博史さんのサイトで、素晴らしいスノーローズが見れるはず☆楽しみです。

というわけで、天狗荘に到着。この3ショット久々です。てっぺん天狗、掛水さんと。


高原は雪遊びに興じる小学生たちでにぎわっています。


ソリ、かんじき、いいですねぇ!私も本当は遊びたいのですけど。今日は会議です[:がく〜:]



癒しの森林セラピーに向けて、ぐっと印象が変わった天狗荘。ここにくると空気がおいしい。遊びたいねぇ。でも、今日は会議です。


デザイナーの坂本さんがスノーローズをイメージして試作した「白いロールケーキ」。

ちょっと和風な津野町原産「天狗紅茶」にばっちり合うおいしさです。「黄身も白い卵」を使って、職人さんに作ってもろうたそうです。すごいね。いつか天狗高原の名物になるかも。

あれこれと森林セラピーのことを語りあい、意見をまとめる津野町役場の西森さん。夕日が傾いて来ると、とたんに冷え込んできます。窓の外ではRKCの撮影班が雪山に沈む夕陽を撮影しています。


まっこときれいな夕陽です。



結晶津野町森林セラピー、今月は2月21日(土)から一泊開催予定です。
詳しくは「高原ふれあいの宿 天狗荘」まで

雪の天狗高原会議(1)道々出会うスゴいもの

津野町観光親善大使002号・南の風社編集長のくにみつゆかり姐と003号渡辺瑠海。このたび津野町森林セラピー緊急会議のため、雪の天狗高原に向かっております!わーい

今回会議に同席されるのは、天然写真家の前田博史さんとデザイナーの坂本万美さんということで、うわぁ!どんな方たちだろうと期待で胸を膨らませつつ、天狗荘の上岡龍太郎こと掛水一彦さんとの再会も楽しみに一路津野町へ。

まずは昼食……と店を探すも、どこも火曜定休。かわうそ公園で途方に暮れました。田舎に来るとこういうことって、あるんだよねぃ〜[:がく〜:]

いやー、どこも見事に定休とはどうしたもんかね。


どっかお店ないかねカワウソくん


この子、幻の須崎名物「かわうそ焼」にそっくりです


うわー、あちこちにかわうそがッ。意外と楽しいたらーっ



てなことで、結局は布施ヶ坂の道の駅で「名物 芋天」を食べ。揚げたてカリカリでおいしいんだけど、すげーボリュームだぁ……。


しかも、寒さに負けて前菜におでんを食べ、メインディッシュにカレーライスも食ったという。なぜ、こんなに食いだめしておこうと思ったのか自分でも謎だ!ってぐらい食いましたね。積雪の中に行くのは久しぶりなので、体が緊急時に備えて蓄えておこうと働いたに違いありません。おまえは冬眠前のリスか! ということで、ゆかり姐はうどん……賢い選択でした。

津野町役場到着。ここでスゴいと思うのは、庁舎のエントランスに飾ってある「もみの木の年輪」です。直径2Mはあります。


見て下さい。直径3センチぐらいの芯の部分ができるのに210年かかってます。そして元禄7年から長い長い江戸時代を越えて昭和40年まで、この木は生きて歴史を眺めていたわけですね。私が調べている幕末土佐のすべても、この年輪は、まるっと網羅している。すごいことですよ。津野町役場に立ち寄ったら一見の価値ありです


さて、ここから先は雪道なので、天然写真家の前田博史さん、デザイナーの坂本万美さんの車に積んでもらって天狗荘に向かいました。この二人の感性の豊かなことと言ったらすごい。まっこと初めて聞く話の連続に目から鱗落ちまくり……なのでした。

目から鱗、その1が……スノー・ローズ。まさに雪原に咲く雪でできたバラがあるのだと熱弁してくれるお二人。しかし、そんなものが本当にあるのだろうか!? 

……半信半疑のまま雪原を見ると、あった!。自然現象がおりなす造形美!これがスノーローズか!と感激でしたぴかぴか。そりゃぁ、めっちゃ美しいんですよ。前田さんが撮影したスノーローズの写真はまた、驚きの美しさです。
まだまだ知らない自然現象があるんだなぁと思わず唸ってしまいました結晶

果たして「スノー・ローズ」とは、どんな現象なのでしょうか!? ぴかぴか
次の回にてちっくとご説明いたしましょうラッキー

つづく



高知新聞社から出版された前田さんの写真集。まっこと癒されますぴかぴか
四万十川/水の生いたち
四万十川/水の生いたち前田 博史高知新聞社 2007-08売り上げランキング : 930654Amazonで詳しく見る by G-Tools


伊勢〜名古屋旅日記(8)スーパー銭湯とモーニング

昨年末の旅のご報告をしております。

日本で喫茶モーニングの文化というと、高知と名古屋がツートップを争う(人口に対して喫茶店の数が他県より圧倒的に多い)と言われるのですが、いろいろと視察してみますと現在名古屋のモーニングは「食べ放題 バイキング方式」が増えてきているようです。コーヒー1杯の値段でブレッド、ペストリー、卵食べ放題みたいなやつですね。

しかし、こうしてみると、高知のモーニング文化の「セット感」が生きるわけで、もしかして喫茶文化は高知の方が優勢なのではないか!と期待が膨らみます。

ちょっと話が横にそれますが、高知の私のお気に入りモーニングは何といっても横浜にある自家焙煎コーヒー「カーニバル」のモーニング!ぴかぴか。それから、堀詰の電車通りに面した「モンブラン」のオールタイムモーニング(なんと夜の7時までモーニングサービスがあるたらーっ)もいいですね。どちらも1コインですごい充実感。味ももちろん、めちゃGOODです。東京にいる妹ちゃんも高知に帰って来たら「カーニバル」に行きたがりますモグモグ

ここんちのコーヒーゼリー(非売品。午後メニューに付いてきます)がまたメチャウマなんです。


ホットコーヒー高知のおいしいモーニング文化がめじろ押し。食楽図鑑のモーニング特集サイトは必見です♪

まぁそれにしても、名古屋はユニークな場所ですね。手羽揚げや味噌カツなどの独特なグルメもさることながら、パチンコ、スーパー銭湯の発祥地ですからね。しかし不景気でかなりダメージを受けているのも明らかです。

ここでもガソリンの値下がりが続いています、が、トヨタショックで車に乗る人自体が減っているわけで、「車産業ありきの場所なのに、これじゃぁどうにもならない」という話をあちこちで聞きました。

東京大阪を含め、こうして都市部を見ていると不況に対する体力の弱さを痛感します。なぜか高知は免疫があるというか、打たれ続けて精神的にも強くなってる、どこよりも早く乗り越えられそうな気がする。県外に出て初めて、高知はまだまだ希望があると思える,不思議なことですけどこれは本音です。

商店やタクシーの運転手さんなどに聞き取りをしてみましたが、10人中8人が高知に足を踏み入れたことがありませんでした。残り2人は30年ぐらい前に「はりまや橋」に行った(行ったけど何があったか覚えてない)と言うありさま。こんなことでは高知の観光はいかん!どんっと思った次第でした。「どっから来なすった?」と尋ねられて「高知です」というと、だいたい「遠い所から来なすったねぇ」と驚かれる。なんちゅーか、高知……やっぱ遠いんだなぁ。

と能書きをたれながら、やってきました愛知県下最大級のスーパー銭湯。絶景を眺めながらの天然温泉露天風呂と18種類のお風呂が自慢の「湯吉郎」です。建物でけぇ〜。立派です!


露天風呂の種類が多くて、寝そべったり、壷に入ったり、座ったままお湯の流れる座り湯があったり、まっこと飽きません。これは最高。名古屋に行ったら寄らなきゃ損。すべての厄をきれいさっぱり洗い流した気分になりました。


今日の滞在はレディスホテルです。良い香りだし。きれいだし。涙出そう。さすがコスメティックの会社が経営しているだけあります。夕方チェックイン。部屋に夕刊を届けてくれました。アメニティも充実。気遣いがほんとに嬉しいですね。ロビーはクリスマス一色ぴかぴか


翌日の昼食は山本屋の味噌煮込みうどんこれは名古屋に来たら絶対はずせませんモグモグ 


初めて食べる人は、この麺は茹でてないのでは?とびっくりするかもしれませんが、しっかり噛んで食べるとおいしさが徐々に理解できるはず。もちろん高齢者にはやわらかめに茹でてくれますヨ。名古屋コーチンの卵入りが店のオススメ。オレンジ色の黄身がこっくりとまろやかですぴかぴか


荷物になると思いつつ、三省堂書店で死ぬほど本を買い、新幹線で帰途に。

岡山駅もまっこと改装してきれいになったよねー……と大荷物でコーヒータイム、時間つぶしの図。


瀬戸大橋を渡る車窓の外に紺碧の瀬戸内海。高知まであと数時間。外に出るとつくづく思う。やっぱり高知が好きやねぇニコニコ

伊勢〜名古屋旅日記(7)名古屋ひとり飯

雨の中、宇治山田駅へ。駅舎は高さ120メートル、国の登録有形文化財に登録された1931年の建造物。テラコッタ・タイルの装飾、銀座の街灯を思わせる昭和チックな灯、広々とした空間。レトロモダンとはこの駅のこと。さすがです。


伊勢で初めてクリスマスツリーを見ました。よく見ると、伊勢茶のペットボトルでできてます。結構美しいですね。意外とイイたらーっ


ここにきて何とか機嫌がなおってきました。ほらねたらーっ


近鉄電車で名古屋へ。三重県最大の工業地帯、四日市市。相変わらず煙突からは煙モクモク……感慨深い。ここは東海道と伊勢街道の分岐点です。弥次さん喜多さんの時代はどんな風景だったんだろう


などと考えているうちに名古屋到着♪ うわー、10年ぶり。2005年の地球博で随分変わったみたいですね。確かに〜ぴかぴか 悪夢の一夜から解放されて、喜びで浮き足立つようですわーい


荷物を預けて、早速ブランチにレッツゴーです♪ ここに決めたーッ!「The Kitchin」サルヴァトーレ・クオモのイタ飯ランチコースぜよ〜☆イエーイワイングラス


オープンキッチンの店内は清潔で上品で、厳しい接客サービスで有名なお店だけあって、すべてが噂通り満点です。丁寧で、気遣いの行き届いたスタッフとおいしいお料理。本当に気持ちいい。「食のしあわせ」を目一杯感じますぴかぴか


運良くオープンと共に店に入れました。このあとあっという間に満席に……



ランチビュッフェの新鮮なサラダ、ドレッシングのひとつひとつにも工夫があります。種類も多い!



メインはサンマとトマトのペンネ。熱々のお料理は熱々のままで。食器も熱いったらびっくり。ボンジョルノー♪ペンネの下にトマトと煮込んだサンマがぎっしり。香ばしくて美味でした


これにデザートプレートと、煎れたてのイタリアンコーヒー。しあわせぴかぴか


「イエーイ食いまくったねぴかぴか」高島屋ローズちゃん


やっぱりクリスマスといったらこれでしょう! 私を正気に戻してくれた巨大ツリーツリー


窓の外、遠くに名古屋城。妙に心揺さぶられる「大名古屋ビルヂング」


この後、名古屋名物スーパー銭湯へ!さすが発祥地、スケールが違いますよぴかぴか
まずはゆっくりお風呂に浸かりたいムード

つづく温泉

伊勢〜名古屋旅日記(6)ありえないホテルの夜3

めったよ……、と、まんじりともしないまま夜10時。
レモンマスクでダースベイダー化している私は疲労でぐったり。
都合良く眠気が襲って来たので、もう寝ちまおう!とベッドに横になる。

すると突如、何かが外壁を這い上がってくるような、異様な機械音が部屋を揺るがすわけですよ! 

いきなり目の前で道路工事が始まったみたいな振動の中、恐怖に固まる私。
ここは角部屋なのに!!


何じゃこりゃー! 外壁に何が取り付けてあんのじゃーッ泣き顔 


即座にフロントに電話して「これはいったい何の音なんですか!」と訴えると「すみません、それは外のモーター音でして5分ほどで消えますので」という。まんじりともせず轟音に耐えていると、きっかり5分でガチャンッという音と共に、静けさが訪れました……あせあせ


一体なんのモーターなんすか〜泣き顔


こうなると眠気も醒めて、マスクにレモンを絞っても気はまぎれなくなりました。
いかんともしがたい焦燥感が私を襲い、キャビン・フィーバーにかかりかけておることを自覚いたしました泣き顔


キャビン・フィーバーとは、部屋の中で頭が煮詰まって落ち着きがなくなったり、閉塞感に耐えきれず逃走したくなる「情緒不安定の状態」いわゆる軽いパニック状態に陥ることを言います。


あまりにも不自然な場所で缶詰になっているために心身のバランスを崩している状態らしくて、そうなったら強制的にでも外に出て、自然の中で軽い運動をしたり、深呼吸すると軽減するとよいそうです。

このパニック状態。デザイナーとかライターとか、ひとりでパソコンに向かって仕事をしている人には心当たりがあるのではないでしょうか。私の場合は特にホテルという密閉空間にいるとき、この状態にかかりやすいのです。


ホテルや旅館の気や環境が悪かったり、居心地が悪かったりしたら尚更かかりやすい。
だから、宿泊するホテルは少々割高でも、なるだけラグジュアリーな所を選ぶようにしています。精神衛生上も私にとってはこれがいちばん安全なのです。


しかし、すでに「ありえないホテル」でパニクっている私は、「なぜ私はこんなホテルに宿泊しているのか」と自分を責め続け、負のスパイラルに巻き込まれておりました。真夜中にこんな所で外に出て行こうなんて思わないし(周囲は高知の実家周辺よりも更に暗い……[:がく〜:])


まっこと、こんな所に泊まったバカな自分にムカムカして、そういえば明日の朝食もここで予約していたのだと思うと、私は何てバカなんだとさらに滅入ってしまって、即座にフロントに電話し、朝食をキャンセルしました。いらんわ朝ご飯なんて!ちっ

このホテルでいったい何回フロントに電話したでしょうか。もう立派なクレーマーです泣き顔


「かしこまりました。朝食代金は明日お返しいたします」。フロントは大変丁寧な対応でした。


はぁ、これでやっと眠れる。

もう明日になれば、速攻でチェックアウトすればよいだけだ。と思ったのもつかの間。


やっと眠りについたというのに、いきなり電話のベルで叩き起こされました。

「どうも申し訳ございません! お部屋の料金を間違えて600円余分に頂きすぎておりましたので明日返金させていただきます!」


真夜中に言わなくても、チェックアウトの時に言ってくれれば済むことやんけ!むかっ


ヒーッ また目が冴えてしまいましたどんっ


涙目でベットに横たわり、冷え込んで来たのでエアコンを探すと、窓際に20世紀の遺物みたいな

  

のでっかいボタンが見つかり、もちろん温度調節なんて繊細なものはなくて、暖のボタンをガッチャンと押したらギギーッとすごい音がして、再び例の外壁のモーターが回り始めて、「ちょ、これ、どうなってんねん……死ぬ」と轟音にうなされつつ、失神したのでした。ええかげんにせいッ困惑


目覚めると、部屋の中は暖炉でも燃やしてんのかと思うほど温かかったのですが、私はそこで初めて、このホテルの長所に気づいたのです。


普通ならホテルでこれほどエアコンを使うと、顔も身体も乾燥してカピカピになって大変なことになるのに、ここは何の問題もなくお肌しっとりなわけです。それだけ湿気が多いんですね。まさに加湿器いらず。ブラボー拍手


この際エアコンで青カビが飛びまくっていたんだろうなぁなどという考えは忘れて、長所に入れようではありませんか。しかも、お化けが出なかったこと! これも長所のひとつに数えましょうね。なるべく良いところに目を向けて旅立たないとね!

ほな、帰らせていただきますわッ!




観光地で老朽化したホテルが陥りがちな問題。今、ホテル業界も生き残りが大変だけに、これに似た所って少なくないのかもしれません。でもこんなにひどい例は高知にはきっとないと思います。ないと思いたい。


観光地のホテルって、メンテナンスが大変なのはわかります。
しかし、客に連泊したいと思わせるように環境をクリーンに居心地良く整えることはもちろん、顧客サービスにいろんな気を配らないと絶対生き残って行けません。


特に長旅で疲れた県外客のためにはリラグゼーションに力を入れないと、素通りされる。スタッフ不足、メンテ不足、部屋の臭気は観光の印象そのものを低下させる、衛生面も絶対に気を配るべきでしょう。口コミ力って絶対ばかにできません。


さておき、この期に及んでとどめの一発。
チェックアウトのとき、フロントに見慣れた何かが入っている箱があることに気づきました。

「ファブリーズ貸し出します。ご自由に御使いください」

…………

……くそぅッ! (24 ジャック・バウワーの声で)


伊勢の神様にさよならを告げ、一刻も早く名古屋で風呂に入りたいとの一心で宇治山田駅に向かいました。天気はあいにくの雨。私の心と一緒じゃぁ!あめ

つづく

伊勢〜名古屋旅日記(5)ありえないホテルの夜2

ああ、私を奈落に突き落とす老朽ホテルのしうちは延々と続く。


部屋で煮詰まりそうになり、そうだ♪大浴場で風呂にでも入れば気がおさまるヨ。とばかりに部屋を出ました。しかし閑散期とはいえ、何だかお客さんの気配がないホテルに観光地の悲哀を感じつつ、風呂場に入って再びのけぞりますたッ私はッ。


すっごーいカビ臭い!撃沈 


なんだこれ、なんなんだこれ!? ひとりでパニック起こしてまいましたがな! ぞうきんを生乾きにしたようなエグい臭い、わかりますか? わかってもらえますか?


よくよく目をこらすと、和風の大浴場のあちこちにびっしりと青カビがはえており、板壁が朽ちてめくれ上がっているありさま。


多分全然メンテナンスしてないっす泣き顔


我慢して湯船に入ってみましたが、どうにもこうにも、この臭気は身体に悪いのではないかと、いたたまれず風呂場を飛び出しました。


即座にフロントに電話して訴えましたが「誠に申し訳ございません」と本当に申し訳ないという陳謝。私考えますに……高齢のホテルスタッフゆえに、カビなどがよく見えないのではないかと……いや、臭いぐらいはわかるだろぅ……。と、もう限りなく納得いかない気分に泣き顔


しかし、こんなところで怒り狂っても仕方ない、とあきらめて部屋に戻り。だって伊勢神宮でせっかく心の洗濯したのに、こんなところで業を積んだら、プラマイゼロじゃないですか泣き顔



でも、ぶっちゃけ言いますと、内心ムカムカしながら理解不能なローカルTVを見るでもなく、BGMにしながら原稿の続きを書いていたわけです。


でも、やっぱ私も女子ですから、そのうちだんだん部屋の臭気に我慢できなくなって頭の中が爆発しそうになり、気分転換に外に出て、露店みたいなお弁当屋があったので小さい唐揚げを買いました。


これは唐揚げが食べたかったのではなく、付け合わせの櫛形のレモンが必要だったからです。スーパーかコンビニぐらいねーのか!泣き顔


レモンをもう一つおまけしてもらって部屋に戻り、マスクにレモンを絞って、ようやく生きた心地がしました。つまりそれほど部屋が臭い。あ〜!ファブリーズ欲しい〜!


後日この話をうちのお社長にしたら、「あんたバカね、なんでホテル変えなかったのよ!」と一蹴されましたが、そんな時間にホテルを選ぶ余地がありましょうか?


インターネットもないし、午後7時、予約しなおして今更ここを出て行く体力も気力もないわけで、現状忍耐の道を選んだわけです。ま、それがその後驚愕の一夜を過ごすはめに陥る偉大なる間違いだったわけですが。


さて、部屋に戻っても先ほどの青カビ風呂がどうしても気持ち悪かったので、「そうだ、部屋の風呂に入り直そう」とユニットバスにお湯をためました。換気扇がものすごい音を立てるので、ああ、ここは本当に古いホテルなんだなぁと痛感しました。


しかし、それでもユニットバスは、カビ臭い大浴場よりも数倍は快適でした。入浴剤があればもっと良かったけど、そのようなものはない。大事なレモンをほんの少し絞って、少しホッとしました。


しかしホッとしたのはここまでだ。


風呂にお湯をはったら、抜くのはフツーですよね。
私は何の躊躇もなく、バスタブのせんを抜いてバスルームを去りました。


そしてベッドに座ってテレビを見ながら髪を乾かしていると、

バスタブの方から妙な音が聞こえるあせあせ


ゴボッ、チャプン

 何だ?あの音は……あせあせ 


急いでバスルームを見に行くと、
な、なんと水が溢れてトイレの床が大洪水! 
バスマット、バスタオル、スリッパが水の中に沈んでおりますっ! 


表面張力ギリギリで水が部屋に溢れることはなかったけど、大急ぎでバスタブに栓をして、私はただただ呆然とその景色を見つめるしかありませんでした!


こういう悪夢、見たことある〜!泣き顔


どうやら、タンクの下の排水溝がまったく機能していないのです。


不気味な音を立てて,一向に水が引かない排水溝には、いったい何が詰まっているのかと恐ろしくなりました。


頭の中にホラー映画の「呪怨」だとか「ザ・リング」だとか、私の一番苦手な、髪の毛系統の恐怖映画が思い出され、何か出て来たら私死ぬ、と心の中で叫びつつドアを閉め、即座にフロントに電話して訴えましたが


「誠に、誠に申し訳ございません」という陳謝があるのみ。


これは、確信犯だ……と思わず頭を抱えました。古くて老朽化しているのは誰しもわかっているのだが、メンテナンスする費用がない! 排水溝は多分錆び付いているのでしょう。水位が下がりません!泣き顔


何たるちやサンタルチヤ、もうヤダーッとベッドに倒れ込んだ私に、その後もまだまだアンビリーバボーな事件が立て続けに起こるのです。もう、絶対ありえない! いったいどんだけ私をいたぶるねん、このホテルはー!泣き顔


奈落はさらにつづく下向き

伊勢〜名古屋旅日記(4)ありえないホテルの夜1

今回の旅では、無理矢理に伊勢に泊まろうとしたのがそもそも失敗だったのです。

志摩に泊まればよかったのだ。

一泊ぐらいタラサ志摩でよかったのだ!あのラグジュアリー感!


しかし、私はミスってしまいました。
多分長旅でへとへとであろうことを見越して、伊勢で泊まることにしたのです。神様に近い場所で一晩過ごしたら、ご利益も大きいような気がしたのです。もちろん、それは幻想でした。


伊勢という場所は確かに日本の聖地です。
神宮には神聖な「気」に満ちあふれ、心身が洗われる。五十鈴川のせせらぎ。まことに清らかな気持ちになります。


しかし商売面から見れば、1年に数回しか集客できない観光地とも言えるでしょう。ほとんどの高級旅館やホテルは、観光、景観も含めて海に面した志摩側にあり、そちらに宿泊する人が多いわけです。


伊勢のガイドブックを見てもほとんどが鳥羽や志摩中心で、伊勢市にある宿は少ない。能書きたれてないで志摩まで行きゃぁ良かったのですが、しかし私は伊勢にこだわってしまった。


私が今回泊まった某ホテルはインターネットで見る限りは、立派なホテルでした。しかし実物を見て、写真とあまりにも違う古さに「えーッ?」と驚いてしまいました。
ネットで使う写真は新築当時の写真だったんですね。わかります。


とまぁ、自ら選んだホテルで墓穴を掘ってしまいましたが、たかだか一泊だから我慢するか、風呂もあるしとチェックインしたわけです。


フロントにはおじいさんがおりまして、アットホームで感じはいいけど、少々高齢で話がストレートに通じない。しょうがないでしょう。苦笑いしつつ、鍵をもらって客室のドアを開けましたら、風圧と共に「強烈なタバコ臭」のパンチを受けまして、思わずのけぞってしまいました。


ここは灰皿の間ですか?


と言いたくなるほどタバコ臭いわけです。こりゃヒドい!ということで、即座にフロントに電話して部屋を変えてくれと訴え、速攻で階下の禁煙室に変えてもらいました。禁煙室って予約してあったのに……まっこと……と、プンスカしもって、禁煙ルームのドアを開けると、めった!。


やっぱり臭いんですわ。


今度のは、なんちゅーか、湿気を帯びたタンスの中に押し込まれたみたいなにおいなんです。わかるかなー、この絶望感泣き顔


「なんだこれ!あり得ない!」と部屋の窓を開けようとしても、はめ込み式で開けられない。全体的にこのホテルが古い、古すぎるんです。ホテル全体が、めっちゃ古くさい臭いなんです。げー、めったよ汗

しかし、早めに片付けなければいけない原稿があったので、部屋のレイアウトを仕事仕様に変えて、「マスクをして」しばらく仕事をしました。マスク装着でホテルに耐えるなんて生まれて初めてです[:がく〜:]

あのぅ、部屋の明かりがかなり暗いんですが。

しかし、そんなことを気にし始めると、次は部屋の臭さが気になってたまらない。あー、ファブリーズしてぇ! と思うのですが、周辺にコンビニらしきものもまったく見当たらない。伊勢で罰当たりな発言ですけど、しょー、まっこと、イライラしてきました。せっかくゆっくりしようと思っていたのに、なんちゅう居心地の悪さちっ


これからは、こういう知らない土地のホテルに予約を入れるときには、築年数をチェックしなくてはいけないと痛感。そう思ったもつかのま、更なる悲劇が私を容赦なく襲うのでした!ちっとは容赦しろよ!ってほどに……泣き顔


奈落へとつづく下向き

伊勢〜名古屋旅日記(3)横町めぐりとエビフライ

いかんせん、じっくり店を見て歩きたいんですが、疲労には勝てません。おかげ横町の店数軒を足早にチェック。

「きせる」が吸える昔ながらの煙草屋「つぼや」を発見、「弥次喜多道中記」を思い起こしつつ、ちょっと一服してみようかてれちゃうなどと思ったのでありますが、店先のタバコ臭さに驚愕。乗り物酔いにもにた疲労感に襲われ、電池切れ。


結局、おかげ横町でゲットしたのは「宮忠」で三角に盛り塩するちっこい木型と、それを盛る三柑皿だけ。お土産を買う気力もなくバス停に引き返す。

伊勢の地ビール。飲む元気も持って帰るパワーもなし。残念。


近道をしようとして結局道に迷う……の図。ムカツくわー。足痛いわー。


突然携帯が鳴り、前を見たら着信相手の名前があって驚愕どんっ

龍馬記念館の森館長でしたたらーっ「なんな、おまさん今どこにおるがな?(笑)」「桂浜からはものすごく遠い場所におります」「まっこと、電話がかかったと思うたら県外かえ」。あー、驚いた

しかし、車は通らないし人もまばらだし、神宮と赤福以外は閑散としています。貸し切り状態のバスに乗って駅へ向かう。


ちょっと早めの夕食は海老フライ定食。まぁまぁでございました。

疲れたときに「海老フライ」ってツライな、と非常に勉強になりました。タルタルソースだけでは味があまりにも単調なので、ソースもしょうゆもケチャップも出してもらったくせに、最終的に「私あんまり海老フライ好きじゃないかも」と痛感。もう今後1年ぐらいは海老フライいらね。まっこと名物とはいえ、すごい量だったんですわ汗


「セル牡蠣」って何ですか?「「殻付き牡蠣」の事ですヨ」。セルって、シェルのことだったんですね。知らなかった。


とにもかくにも早くホテルにチェックインしてゆっくりすることに。
長旅の疲れを癒すのも旅の醍醐味。
お風呂大好きな渡辺、今夜の宿は大浴場のあるホテルにしたわけですが、ここで前代未聞の「事件」が……ギャーッ なんじゃこりゃぁッどんっ下向き

つづくあせあせ

伊勢〜名古屋旅日記(2)藝能祈願

昨年末の旅のご報告をしております。

 伊勢の猿田彦大神は、古事記や日本書紀などに「国初のみぎり天孫をこの国土 に御啓行(みちひらき)になられた」と出て来る、人生の「道開き」をしてくれる神様です。

さすが、参拝客も多い。まっこと堂々とした風格の神社です。


猿田彦は方位除の御神徳を仰ぐ神社としても有名で、本殿の堅魚木や欄干、佐瑠女神社神殿・大鳥居・手水舎の柱などすべて八角形というのもユニーク。

ここで面白いのは境内中央にある、「古殿池」と書かれた八角形の方位石。基本の八方位を更に3分割した24方位が刻まれています。

この文字を手のひらで押さえると願い事が叶うという噂。仕事運を上げるには「亥卯未」金運を上げるには「巳酉丑」と言われます。人目を気にせず、ささっと押さえておきましょうぴかぴか

今回私が猿田彦神社に来たのは、ここが道開きの神様ということもありましたが、むしろ境内にある「佐瑠女神社」に強く惹かれて訪れたといっても過言ではありません。

ここには、古事記で天照大御神が天岩窟(あめのいわや)に引きこもって世の中が暗闇になったとき、岩戸の前でユーモアたっぷりの神楽を踊り、神々に大受けした天宇受売命(あめのうずめのみこと)が祭神として祀られています。

藝能の女神がおられまする。


岩戸に引きこもった大御神は「私が引きこもってるというのに、外ではあんなに楽しそうにして、一体なにごと?」と好奇心に駆られて思わず岩戸を開けました。そこには芸に興じる天宇受売命の姿が。そこですかさず周囲の神々が「お待ちなすって!」と岩戸をこじあけ、再び世の中に太陽と平和が戻ったと、そういういきさつです。

でも、天宇受売命を祭っている神社って他にあまり見たことありません。非常に珍しいですね。御詣りできてとても嬉しいわーい

そのようなわけで、ここは神楽、技芸、鎮魂の祖神(おやがみ)と仰がれ、藝能の神としてものごとの上達を祈願する人々に信仰を集めています。私も2009年の技芸の上達を祈り、高知の不景気の岩戸を開けるお役に立ちますよう、精進を誓いましたぴかぴか(渡辺、誓うときだけはいつも立派です。初志貫徹するかどうかはおいといて……)

ということで、ここでもお札とお守りをもらい、歩いて5分伊勢内宮前の「おかげ横町」へ。なんだかものすごく疲れてきました。考えてみたら、起きたのは朝の4時、高知駅を出発したのは6時。今、休憩なしで3時15分ですもん。そりゃぁ疲れるよねぇ[:がく〜:] などと思いつつ。

確かここには15年ぐらい前にカード誌のエッセイ取材で訪れたことがあるのですけど、恐ろしいぐらい全ッ然覚えてないたらーっ。赤福だけはやたら盛況で、思わずポカーン。あー、この風景だけは見覚えがあるわ〜。日付偽装事件などどこ吹く風。まっこと恐るべきパワーやねぇ。


おかげ横町。切妻造りのしっとりした景観が美しい通りです。


ここにも珍しいお正月の注連(しめ)飾り。「笑う門には福来る」えいですネ。もうひとつは何でしょう?初孫ができてお祝いしているのだろうか?と思ったのですが、違いました。


「蘇民将来子孫家門」は、スサノオノミコトが伊勢の二見で暴風雨に遭遇した際、貧しくも情け深い蘇民将来が温かくもてなした伝説からきています。

そのときスサノオノミコトは大変喜んで、この文字を書いて門口に貼れば悪疫災難から逃れられるよ、と言い残したとか、ちの輪を授けたとか、いろんな説があります。昔から伊勢ではこの言葉を書いた木の護符を注連縄で飾って厄よけとしているそうです。

おかげ横町の角の店では早くも「お正月支度市」。注連縄も売ってます。日本の美を感じますね(まだクリスマスも来てないんだけど……)


疲れすぎて食欲もなくなっちまいました。伊勢うどん。非常にそそられるんだけど午後4時、時間があまりにも中途半端なのでやめときました。


伊勢茶の「翠」で抹茶ラテを一杯。美味。生き返りましたぴかぴか


五十鈴川を眺めてしばし旅の疲れを癒す。あー、空気が澄んでる。つか、高知の山間部とあんまり変わらんけど、何かが違う。なんだろう?神様か? やはりここは聖地だからかなぁ……などとひとり物思いにふけりつつ。故郷高知は、はるか西南方向也。



つづく
<<back|<12345678910>|next>>
pagetop